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イベントレポート:中央大学佐藤教授による【働き方改革】に繋げるテレワークの活用

中央大学佐藤教授による【働き方改革】に繋げるテレワークの活用 教授による【働き方改革】につなげるテレワークの活用

〜仕事時間の自己管理がカギ〜

先日、Google Telework Loungeでテレワーク活用のセミナーに参加致しました。

テレワークの導入を検討している企業が増えている中で、就活生が気になるテレワークを導入する【意義】と【働き方】についてお伝え致します。

目次
  1. テレワークは目的でなく手段

  2. テレワーク導入に向けた個人の準備

  3. テレワーク導入に向けた評価制度の変更

  4. 豊かな生活を実現するための働き方改革

  5. 就活生へのメッセージ

1.テレワークは目的でなく手段

テレワーク(場所と時間にとらわれず働く環境を整備すること)は手段である。

テレワーク導入の目的は、生産性を向上させること。

企業にとっては、『時間意識を社員に持たせること』

個人にとっては、『自分で自分を管理すること』

テレワークを導入することで、24時間どこでも働ける環境が整備され、個人の自己管理が要求される。

2.テレワーク導入に向けた個人の準備

テレワーク導入に際して、個人側(社員)の準備が必要である。

一つ目の準備は、普段の業務量を把握すること。

テレワーク導入には、一日の業務成果からの逆算に基づいた仕事量の把握が不可欠であり、普通勤務の時に仕事量の把握ができていないと、テレワークは成立しない。

業務量に基づき、成果から逆算して働く場所を自分で決める(社内と社外両方)必要がある。

二つ目の準備は、残業に関する考え方を変えること。

所定時間で仕事をやるのが仕事の原則である。

残業は、予定が狂ったときにするのが本質であり、残業に関する意識を変えなければ、テレワークで削減した時間で”仕事をする”といった不幸に陥ってしまう。

3.テレワーク導入に向けた評価制度の変更

働き方改革を通じて、従来のマネジメントを変える必要がある。

マネジメント層も残業ありきで評価したり、使いやすい人を使うマネジメントスタイルからの脱却が求められている。

評価メジャーを”時間あたりの成果にフォーカスした表示”に切り替える必要がある。

評価軸は、これまでの『時間の総量』で評価されていたものから『あたりの単時間価』に変更して、個人単位を評価する。

4.豊かな生活を実現するための働き方改革

働き方改革で達成したいことは、『仕事の充実と仕事以外の充実の配分』である。

テレワークなどの制度の導入は会社でできるが、個人の生活は”個人”が充実させる必要がある。

働き方改革は、社員の転換点(企業側の評価を変える)であり、会社の成果+Αで社員を評価する軸を設定することが企業に求められている。

+Aは、「変化に対する変化(柔軟性)」・「自己投資」など。

5.就活生へのメッセージ

Google Telework Loungeでテレワークを体験する過程で、”自己管理”がより求められると体感しました。

テレワークを導入する企業は、【働き方改革】に熱心な企業です。 しかし、制度だけで企業を評価してしまうと長時間労働に陥ってしまう可能性があります。

テレワークの導入に対応して、社員の評価軸を変化させている企業はより働きやすい環境であります。

企業選びの一つの軸になるポイントです。

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Google Telework Lounge